2連敗を秒で忘れる男・愛すべき新庄剛志

日ハム

幸せに生きる秘訣って、「忘れる」ことだと思う。

嫌なことを一晩で忘れられるなら、人生の難易度はぐっと下がるはず。その点、我が指揮官はすでに悟りの境地に達しているようだ。

開幕2戦目。またしても逆転負け。4年ぶりの連敗スタート。 これだけ聞けば、普通なら枕を濡らして「なぜだ」と天を仰ぐ場面。けれど、新庄剛志という男は事もなげに言い放つ。「人生切り替えが大事。もう忘れた」。

試合展開は、まるで精密に組まれた自虐コントのようだった。 先発の達は4回まで完璧。希望の光。ところが5回。死球。近藤。逆転。暗転。

あまりに鮮やかすぎる。昨日見たデジャヴを、わざわざ高画質で再放送してくれなくてもいいのに。新加入のカストロが1号を放ち、9回にはレイエスと郡司が意地の追い上げを見せる。この「最後だけちょっと期待させる」あたりが、ファンの心を離さない計算高い演出だとしたら、このチームは相当な策士と言わざるを得ない。

でも、いいんじゃないかな。 明日の先発は有原。監督の言葉を借りれば「オネシャス」の精神だ。 結局、僕らも明日になれば何事もなかったかのように、またテレビの前に座る。この圧倒的な忘却力こそが、ファイターズファンの唯一にして最強の武器なのだから。

まあ、明日も負けたら、その時はその時。 とりあえず、冷蔵庫のプリンを食べて、今日のことは一旦記憶から抹消することにする。

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