お前ら、量子トンネル効果って知ってるか。
分厚い壁を通り抜けるミクロの粒子のイリュージョンだ。昨日のエスコンフィールドで、俺はそれを見た。 日本ハムの達孝太だ。5回投げて毎回ヒットを打たれながら無失点。 これはもはや野球じゃない。「打たれているのに点が入らない」という宇宙のバグだ。
ランナーを毎回背負うプレッシャー。普通の若手投手なら胃酸が逆流してマウンドにモナリザのシルエットを描き出すレベルのストレスだ。
だが達は違う。
深海8000メートルでマリアナ・スネイルフィッシュが悠々と泳ぐように、マウンドで飄々と変化球を投げ込んでいた。 あのメンタル、測定単位「1メガ・タツ」と命名したい。1メガ・タツは、修羅場において心拍数が1ミリも変動しない特異点の値だ。
お前らみたいなネットの有象無象は、結果だけ見てすぐに「毎回ヒットとか開幕もたないンゴw」とか草を生やすんだろうが、浅い。浅すぎる。水たまりで溺れるミジンコ並みの思考回路だ。 オープン戦なんてものは、巨大なモルモットの実験場にすぎない。
記事を読めばわかる通り、達はあえて高めに投げたり、意図的な配球のテストをガッツリやっていたんだよ。ランナーが塁に出ようが、達にとってそれは「風景の装飾品」に過ぎない。斬られているのに血が出ない、古の剣豪の如き境地。
皆様、ここまでのロジック、ご理解いただけましたでしょうか。プロ野球という盤面における3月上旬のオープン戦は、ただの勝敗を競う場ではなく、高度なプロトコル調整の場なのです。
そもそも「三振がとれない」と不満げに悩む21歳ってなんだ。 俺が21の時なんて、コンビニの廃棄弁当をどのタイミングで強奪するかしか考えていなかったというのに。
達は開幕3戦目のソフトバンク戦に向けて「次は真っすぐと三振」をテーマに掲げた。 変化球という「絶対零度の液体窒素」をすでに完成させた男が、次に「灼熱のプラズマトーチ」である直球を仕上げようとしている。両極端の武器が揃った時、バッターボックスはただの処刑場と化す。
新庄監督も「ランナー出してもいつも通り0点で帰ってくるのはさすが」とうなずいていたが、あの指揮官もまた別の銀河から来た存在だから、達の異常性を誰よりも理解しているのだろう。
とにかく、今年の日本ハムは面白い。達がこの「毎回被安打無失点」という奇妙な芸術作品をペナントレースでも展示し続けるのか、それとも完全無欠の奪三振マシーンに変貌するのか。
俺はただ、テレビの前でストロングゼロを片手に、その変態的なピッチングの進化を凝視するだけだ。 お前らもせいぜい、瞬きせずに見届けることだ!



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