炭水化物と白球の祭典。ファイターズが仕掛ける球場パン狂想曲

日ハム

プロ野球興行の究極の目的は、もしかすると観客の血糖値を乱高下させることにあるのではないだろうか。最近のファイターズの企画を見ていると、本気でそう疑いたくなる。グラウンドで激しく白球を追う選手たちを尻目に、我々は炭水化物の波に飲まれようとしているのだから。

5月にFビレッジで開催されるという「パンのフェス」。そのラインナップを見てほしい。

野村佑希の「J Apple Pieベーグル」に、達孝太の「タツワッサン」。ネーミングの安直さには目を瞑るとして、彼らはブルペンや室内練習場にこもる代わりに、パン生地の最適な発酵具合でも見守っているのだろうか。山﨑福也に至っては「透明感のある色白なイメージを白焼きで表現」ときた。

プロ野球選手の評価基準に「肌の透明感」が加わる時代が来たなんて、私は初耳だよ。

そして極めつけは、北山亘基の「最高基準のメロンパン」の再販だ。一体どこの第三者機関が定めた基準なのか。小一時間ほど問い詰めたい。

全国の有名ベーカリーを集めて、さらにプレミアムセットには先行入場権まで付与する周到さ。球団は完全に我々の理性を奪い、パンの沼へと引きずり込もうとしている。スポーツビジネスも行き着くところまで行った感がある。

グラウンドの熱戦そっちのけで、限定のトートバッグを片手にパンの待機列に並ぶなんて、冷静に考えれば滑稽の極みだ。

でもまあ、打線が沈黙して胃がキリキリするような試合を見せられる日もあるだろう。そんな時は、甘い芋のクイニーゆあマンでもかじって糖分を満たしておくのが、ファンとしての正しい自己防衛なのかもしれない。先行入場でとりあえずあの謎のメロンパンを確保してから、のんびりとスタンドの席に向かうとしようか。

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