ラオ好投で枠が足りない。日ハム開幕ローテ争いが幸せすぎる大渋滞

日ハム

コンビニのレジ打ちバイトの兄ちゃん、バーコードリーダーで俺のストロングゼロを親の仇みたいに叩きつけるのやめてくれないか。

缶が凹んだじゃないか。

花粉で鼻腔が完全に塞がれて口呼吸を強いられた結果、ただでさえ俺の喉は今、サハラ砂漠のど真ん中みたいにカラカラにひび割れているというのに。

まあいい。

そんな些細な怒りなんて、草薙球場から届いたこのニュースの前では秒で霧散する。

サウリン・ラオだ。4回3安打1失点、最速152キロ。

数字だけ見ればまあまあなんて寝ぼけたことを言う浅はかな連中もいるだろうが、初回に1失点した後の修正能力を刮目せよ。

2回以降は内野安打1本に封じ込めたあの冷徹なマウンド捌き。クイックという日本の水に馴染むための初歩的な関門もきっちりクリアしつつある。

ゾーン内で勝負できる助っ人なんて、B級ホラー映画で「俺は一人で別の道を探す」と単独行動を始めない登場人物くらいレアで信頼できる存在だよ。

それにしても、だ。

現在のファイターズの先発ローテーション争い、ちょっと異常事態に突入している。

伊藤、北山、達、有原が既に内定。

そこへ来て昨季9勝の加藤貴、昨季開幕投手の金村、山崎、細野、台湾の古林。そしてこのラオの台頭。

枠が、全く足りない。

パニック映画なら間違いなく定員オーバーの救命ボートに乗ろうとして味方からパドルで頭を叩き割られるレベルの惨烈な生存競争。

お前ら、この状況がいかに贅沢な悩みか骨の髄まで理解しているか。

かつては先発が足りなくて誰が投げるんだと毎週頭を抱えていた焼け野原の時代を思い出すんだ。

それが今や、誰を落とすかで首脳陣の胃壁に穴が空きそうなほどの異常な豊作。

米国で先発もリリーフも経験しているラオの存在は、このサバイバルゲームにおいて戦術の幅を広げる最強のジョーカーになり得る。

「必要とされる場面で勝ちに貢献する。」

その言葉の頼もしさたるや。

喉は痛いし缶は凹んでいるが、今年のファイターズの投手陣を見ていると、しがないおっさんのささやかな日常もまだまだ捨てたもんじゃないと思えてくるよ。

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