120キロの駄々っ子。レイエス復帰戦の裏で起きた猛アピール劇

日ハム


職場における「アピール過剰な大男」ほど、扱いが面倒な存在はないと思わないだろうか。

体重120キロを超える巨漢が「痛いけど、どうしても働きたいんです」と目を輝かせて詰め寄ってくる姿を想像してみてほしい。圧がすごい。普通なら「いや、君の代わりはいるから休んでて」と冷たくあしらう場面だが、相手はフランミル・レイエスである。

4/5、左かかと痛で欠場していた彼が、4試合ぶりにスタメンに名を連ねた。新庄監督いわく「出たい出たいとなってた」らしい。幼稚園児のお遊戯会じゃないんだから。プロ野球のシビアな起用だぞ。昨日から「出してくれ」とアピールが激しかったため、監督もついに根負けしたというのだから笑ってしまう。

グラウンドに解き放たれた巨大な駄々っ子は、初回の第1打席でさっそく右前へヒットを放つ。さらに8回にはダメ押しの中前適時打。終わってみれば2安打1打点だ。痛みを抱えながら強行出場し、涼しい顔できっちり結果を残す。本当にタチが悪い。これでは首脳陣も「ほら見ろ、休んで正解だったろ」と説教するタイミングを完全に失うではないか。

万全の状態になるまで怪我を治すのがプロの仕事だ、なんていう正論を振りかざす気は毛頭ない。ただ、大の大人が野球をやりたくてウズウズし、監督に直談判してまで打席に立ち、きっちりタイムリーを打って帰ってくる。その一連のコントのようなドタバタ劇を眺めていると、こちらの毒気もすっかり抜かれてしまうのだ。

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