宇宙レベルの先発過積載!新庄ハムが仕掛ける狂気トレードの行方

日ハム

プロ野球界における「春の風物詩」といえば何か。ルーキーの希望に満ちたキャンプ?違う。各球団を襲う「先発ローテ崩壊症候群(シンドローム)」だ。

新外国人が謎のビザトラブルで来日せず、絶対的エースが「肩の違和感」という呪いの言葉を残してブルペンから消える。お前らも贔屓球団の先発陣の枚数を指折り数えて、胃粘膜をボロボロに溶かしていることだろう。それが正常なプロ野球ファンの生態系だ。

しかし、北の大地に巣食うあの集団だけは、全く異なる物理法則の中で生きている。日本ハムファイターズ。現在の彼らの先発投手の数は、球界の需要と供給のバランスを完全に破壊し、宇宙のダークマターのような異常な質量を生み出している。いつエスコンの地下でビッグバンが起きてもおかしくない。

聞いて驚け。開幕カードが伊藤、北山、達。第2カード頭で投げるのが、まさかの有原。そうだ、ソフトバンクから帰ってきてたんだ。母なる川・北海道に回帰する鮭のDNAかよ草。 その後ろに加藤貴、山崎、金村、昨季無敗のバグ・福島。台湾から古林に孫。細野に二刀流の柴田。

名前の羅列だけで、偏見の塊であるこの俺の脳髄すらゲシュタルト崩壊を起こしそうだ。量子力学的に言えば、ブルペンには常に複数の先発が重なり合って存在する「シュレディンガーの先発」状態。観測するまで誰がマウンドに上がるか、全くわからなーーーーい!

さて、この「先発過積載」の異常事態。にわかファンなら「余っているなら中継ぎに回せば」と寝言をほざくが、あの男は違う。狂気のエンターテイナー、新庄剛志。

「トレードはもう考えていますよ」

あっさりと認めやがった。この男の細胞膜、他球団との浸透圧が完全にバグっている。血の入れ替えに対する躊躇や感傷がナノレベルで存在しない。

昨年11月の伏見と島本の電撃トレード。精神的支柱を放出して左腕を引っこ抜く冷酷かつ合理的な手腕に、俺たち野球狂は歓喜のあまり脳汁を垂れ流した。

そして今度は、ダブついた先発を極上のタマにして、足りないピースを強奪しにいく公算大。清宮の離脱というバッドパラメーターが付与された今、WARやFIPといった小賢しいセイバーメトリクスの指標すら丸呑みにしてしまう新庄の直感アルゴリズムは、全11球団のロースターを冷酷に高速スキャンしている。

「年齢とか名前、実績は関係ない。それがプロ野球ですからね」

球界の常識というぬるま湯に浸かる老害の頭蓋骨を、チタン製バットでカチ割るかのような実力至上主義。イイね。痺れるわ。

他球団のファンども、震えて眠れ。

お前らのチームで飼い殺されているロマン砲が、明日にはエスコンの凍てつく土を踏んでいるかもしれない。逆に言えば、喉から手が出るほど欲しい日ハムの先発が手に入るチャンスでもある。

合法的な戦力ロンダリング。最高にエキサイティングで吐き気を催すルーレットの時間が始まる。

シーズン開幕前の、この暴力的な期待感こそが、我々を狂信者に仕立て上げる。

選手の人生が交差する「トレード」という劇薬を、ビタミン剤のように処方する新庄のサイコパスみ。わかっていただけましたでしょうか。

静かに超新星爆発のカウントダウンを進める北の台所事情から、一瞬たりとも目が離せない。なんだかんだ言って、野球狂の俺たちはこういう血生臭い裏側が大好きすぎるんだよな。

にほんブログ村 野球ブログ 北海道日本ハムファイターズへ

コメント